テレビで冬季オリンピックについて放送されていた
スキージャンプ競技の様子が映っている
選手が下り坂を前傾姿勢で助走をつけ
反り上がった台からぴょーんとジャンプする
ぐんぐんと飛び、やがて着地する
より遠くまで飛んだほうが点が高いのかな?
K点という言葉も聞くがルールはよくわからない
この映像に、不思議な違和感があった
今まで、スキージャンプというのは高いジャンプ台から
助走をつけて飛び降りるような競技かとなんとなく思ってたんだけど
映像を見ると、上から下に落下するというよりは
助走をつけて前方へ飛び出すような動きだったのだ
地形もジャンプの描く放物線に近い高さになるように
設計されているらしいことも見えてきた
そうだったんだ、と思って
なぜ今まで飛び降りる競技だと思っていたんだろうかと
考えてみたら、理由はすぐにわかった
いまの映像は、どうやらドローンによって撮影されている
選手の移動にあわせてカメラ自体が宙を追従し、奥行きを把握できるように
撮影する技術は、ドローンあってのものだったのだ
かつては、坂を見渡せるような位置にカメラが据え置きで
そこから望遠で撮影していたから
奥行きは圧縮され、ジャンプ台から急坂を飛び降りるような
印象の構図になって見えたというわけだ
きっと一度でも競技を生で見る機会があれば
その印象は刷新されたんだろうと思うけど
4年に一度の冬季オリンピックのときに偶然テレビで見かける程度の
縁遠いスポーツであったから
むかし見た映像による、だまし絵のように奥行きのない印象のままだった
それが、最新のテクノロジーによって刷新される
わかったような気になれる
遠近感のない、飛び降りてるにしては滞空時間の長い昔のジャンプ競技の
記憶が失い難いもののような気もしてくる
