楽園(ル パラディ)春のウェブ増刊が開始しており
3月29日分で描いた漫画が公開されています。
無料ですので見てみて下さい
 
行き方:下記URLを押す→WEB増刊へGOと書かれた箇所を押す(中段画面左)→3月29日のところを押す→漫画登場。
 http://www.hakusensha.co.jp/rakuen/
 
 
今年も開催「春のpanpanyaまつり」の一作品目となっております
期間中複数回登場予定ですのでおたのしみに
 
 
 
 
 
 
以下雑記
自宅の庭の土の中から、写真のようなビニールごみが出てきた
製造日の印刷まできれいに残っており、「1.6.19製造」とある
どうやら平成元年6月19日に作られたものらしい
つまり約33年間、土の中にあったということになる

状況から見ても年代を見ても、住宅を建てるために土地を造成している最中か
家を建てている時に業者の人がおやつに食べ、土に紛れ込んだものと思われる
 
「不動産」とも言われる、人工物の中でも頑健な部類の存在である住宅と
ほぼ同時にこの世に生を受けた、人工物の中でもかなり儚い部類に入る菓子パンの包装が
同じだけの時を同じ敷地で過ごしたことになる
家の方は、蛍光灯だった照明がLEDに変わったり、インターネット回線がひかれたり
風呂の給湯器が壊れて交換されたり、築年数に応じてさまざまな補修改修がなされた
相応に年季の入った家に対し、印刷がばりばりに残っているビニール袋は
驚異的な保存状態というほかない。不思議な対比だ


こんなすごいものが目と鼻の先に埋まっていながら
そんなことはつゆ知らず、ずっと暮らしていたのだ
自分もまた、この埋蔵物と共にあった
雨の日も晴れの日も、あの日もその日も、このゴミは地中に保存されていたんだ
真上を踏みしめたことも何度もあったことだろう
家を作ってくれた大工さんのひとりが何気なくポイ捨てした袋が。
 
考えれば考えるほどただならぬゴミ。
 
 
調べてみたら、ヤマザキの白あんぱんは今でも売っているらしい
パッケージは多少リニューアルされているものの大きくは変わらず
ロングセラー商品として愛されているようです。
それもまた物語に重厚な奥行きを与える。 
地中に埋まった一方で、商品としての白あんぱんは脈々と生き続け
まったく別の形で33年の時を超えたということになる
それはそれでかなりすごいことだからな
 
頭がこんがらがってしまうな
とりあえず、現行のヤマザキの白あんぱんは見かけたら買ってきて
出土品と対面させてやりたいところです
 
 
土からゴミが出てきた、考えてみりゃあたったそれだけのことなのに
なぜか歴史的スペクタクルが満ち溢れてきたのが愉快で嬉しかった