頂き物のお菓子の詰め合わせのなかに、ブルーベリーシガレットというのがあった
ココアシガレットという定番駄菓子があるが、その派生商品のようだ
ココアの方は何度か食べたことがあるがブルーベリーははじめて食べる

たばこの箱を模したパッケージに、これまたたばこを模した形状の
細長くて硬いラムネ菓子が数本入っている

たばこのように口にくわえながらぺろぺろ味わい
飽きたらぽりぽり食べてしまう
なかなかうまい


箱を見ると、側面のバーコードの横に
「オリオン株式会社はあなたの禁煙を応援します。」
という一文があった
ふむ、と思って

てっきり、このシガレットシリーズの駄菓子は
子供が大人のまねごとをするための面白形状菓子ということだと思っていた
子供が吸ってはいけないたばこの形にすることで、少し愉快になれる
子供が飲めるビール風ジュースのようなものと同じジャンルに属するものと
思っていたが、
この文を素直に読むと、禁煙したい大人がたばこのかわりに食べることを
想定しているように見える

たばこのかわりにこれを食べる人いるのかな
たばこ吸わないから、ラムネ菓子が煙の代用品になるのはイメージ沸きづらいが
口寂しいときにこれをくわえるといいということなのだろうか

考えられるのは、 昨今は喫煙そのものへの風当たりが強いということ
子供がたばこに興味を持ってたばこ型菓子を喜んで食べることに対して
昔に比べ世間があまりいい顔をしなくなっているのではないか
たばこ型菓子という存在そのものについて疑問を持たれかねない状況に際し
禁煙補助の意図を付け加えることで、正当性を高めているとも考えられる
勝手な想像だが



ブルーベリーシガレットやドライフルーツを食いながら、今日は本を読んだ
だいぶ前に人から薦められたまま積んでいたのだが、ふと読み始めた
専門用語や地名が多く、メモをとりながらでないと読み進めるのが難しい本だったが
ここしばらく考えていたことと、思いがけず関係する内容で
今日読む意義があった


今日は晴れたので二日ぶりに散歩に出ることができた
雨によって空気の味が濃くなっていた
農協の車が走り去るところを見た