旅から帰ってきてすぐ、熱が出て寝込んでしまった
疲れからくる一時的なものかと思っていたがどんどん悪くなるので病院に行ったところ
食中毒のようなものだということがわかった。薬を飲んで寝たらよくなったのでよかった


高熱で寝ているとき、正確にはまどろんでいるようなとき
変な感覚があった

自分の眠りを構成する多数の部品のようなものがあって
それら全てが整い、100パーセントの眠りにならないといけないというような
強迫観念のようなものが発生した
たとえば寝返りをうったり手を動かしたりすると100パーセントにならない

当然そんなことは不可能で、100パーセントの均衡は数秒も持たない
それがとても辛く、焦燥感に駆られる
こんな自分で決めた決まりごと、無視しても何も問題はないと思って
逆に手足を動かしてみたりするが、焦燥感は増すばかりで
もう寝ていられない、という気持ちになる
そうもいかないので、均衡が崩れ激しくつらい気分のまま寝ることになる


他にも、あべこべでなければならないとか、透明でなければならないとか
抽象的な制約に苛まれるような感覚がいろいろ発生して
今までにないつらい感覚を味わった。こういううなされ方は初めてだな
もう今後はあまり味わいたくないものだが、何事も経験である
望みどおり金輪際味わわないとすると貴重な経験であるので記録しておく



食中毒の原因は何だかわからないが
旅先では珍しいと思った魚介類は生食含めてたくさん食べたし
ご当地の牛乳も複数飲んだので心当たりは無数にあるのだが
出処不明のいかにも怪しいようなものは食べなかったので
運が悪かったのか、まあそういうこともあるか



関係ないがセブンイレブンがツナマヨおにぎり味のポテトチップスを発売した
セブンイレブンはツナマヨおにぎりに力を入れていることで知られている

「ツナマヨおにぎり味」の派生商品というものを初めて見た
ツナマヨおにぎりが、その味を冠した別商品に
ひとつ上位の存在になったようで妙なおかしみとうれしさがある
買ってあるが病み上がりで食欲があまりないのでまだ食べていない