近所の人が困っているのを助けたところ
お礼にココナッツオイルをくれた

前に、喫茶店でココナッツオイルを入れたコーヒーを飲んで
うまかったので、見かけたら買ってみようと思っていたのを
わすれていたのを思い出した
ほしいと思っていたものが偶然もらえたのでラッキーであった

なんだか、最近ココナッツオイル流行っているようで
あの喫茶店は流行の先端を行っていたのかな
いろいろ体に得な効能があるらしい
とりあえずコーヒーに少量浮かして飲むと、ココナッツサブレみたいな香りが
まあココナッツだから当然といえば当然だが、甘い香りがついて
しかしオイルなので甘みはなく、さっぱりとしている



マドレーヌについて
祖父母の家の隣に、和菓子屋があったので
幼少の頃から、帰省するとそこで作られたお菓子をよく食べた
そのラインナップに、饅頭なんかに並んでマドレーヌがあった
なぜ和菓子屋なのにマドレーヌが定番商品だったのかはよくわからない

おれはそこのマドレーヌが非常に好きで、長年食べつけているので
もはやソウルフードの一つになっていると言っても過言ではないが

その和菓子屋が、近日店をたたむという報せがはいった
大変悲しい。最後のマドレーヌを20個くらい送ってもらったが
これが食べ納めと思うと、しんみりした気分になりひとつひとつ食べている
バターが濃厚なので、一度にいくつも食べることはできない
底の銀紙にへばりついた部分がまたうまい。牛乳によく合う


自分にとって景色だったものが消えてしまう場合
慣れ親しんだものが音もなくすっと消えたとき、その時は案外気づかなかったりして
それは例えば通学路にある建物でも、よく買うガムのパッケージでもいいが
あるときひょっこり再会したり、思い出したとき、当時はなかったはずの新鮮さや
懐かしさを纏っていることに気付いてはっとしたり、違和感をおぼえたりする

マドレーヌも、そういうものになっていくんだな
味わいが記憶のなかで財産になるような気にもなってくる