昼過ぎからごろごろと雷がなっていたが
雨が降りだしたのは夕方日がだいぶ傾いてからだった
最近の雨は大粒で疎らで勢いのあるやつが多い
どっか家の近くに金属板かなんかが落ちているのか、テンテンテンと
メタルに雨粒が強く当たる音が近くで鮮明にしてる
大粒の雨が乾燥したアスファルト面に落ちて水玉模様になる
水玉の密度がだんだん密集していくのをじっと見ていたら山の方で雷が
ちらっと光ったのでそちらを見た
音と光の速さから、一キロくらいむこうかなと大まかな計算などして
ふっと目を地面に戻すと、地と図が逆転して濡れていない地面の部分が
フレーク状に黒黒と濡れたアスファルトの中で点在する程度になってた
それが真っ黒になるのはあっという間だった