小さいこどもの頃、テレビか何かで聞いたんだと思うが
グリーグの、ペール・ギュント 朝というクラシックの音楽がなぜか好きで
曲名を知らなかったので、たまたまその曲がかかっているところに
出会うと、あっこの曲だ!と思って、聞き入っていた
長いこと曲名がわからず、偶然遭遇するしかなかったのでたまたま耳にした
ときの感動もひとしおで、いまは曲名も判明して希少感もそんなにないし
ユーチューブでいくらでも聞けるからな
当時は、どっかで聞けるのではないかとつねに心のどこかに意識があった
当時、なにかのテレビコマーシャルでこの音楽が使われていたような気がする
これとセットで、この木なんの木気になるのコマーシャルのことも思い出すが
非常に近い記憶で混線があるかもしれない
この曲聞くと妙な解脱感みたいなものが発生する、幼少時と同じ感覚がいまもある
ナスを何分割かに細く切って肉をまいてパン粉付けて揚げたものがうまい
そもそもは、アスパラの肉巻きをやろうと思って薄切り肉とアスパラを買ったが
アスパラをなぜか紛失してしまい(スーパーに忘れてきたのか?)
仕方なく、たまたまあったナスを細くして肉を巻くことにしたのだが
これが思いの外うまく、肉のジューシーな味わいと、細いナスが組み合わさる
ことによって、肉だけのときのしつこさだけがうまいこと消えており、やわらかくて
さっぱりした肉のフライを食っているような、とんかつをレベルアップさせたような
ものに感じられ、これはアスパラ失くしてよかったかもとすら思った
それが先月のはなしで、今日またナスに肉をまいたが
ナスが太い(一本を四等分)わりに肉が薄すぎたようで、さっぱりした肉、と言うよりは
ジューシーさが増したナス、というかんじで完全に主役が逆転していた
こうなると、求めていたものとちがうのだな
ごく僅かなバランスの変化がまったく違う感覚をだしてた
紙一重とはまさにこれだ、肉一重というべき現象があった