ランニングしていたところトンネルにさしかかった
トンネルの中は無機的でシンプルで同じ質感の背景が続くので
走ってもあんまり進んでるかんじ少ない亜空間のように感じるけど

後ろから、おそろしい轟音をたてて走ってくる車があった
地響きのようで、地の響きがトンネル内壁に共鳴して空間が響いていた
ダムの放水を連想させる巨大スケールのストリーム
巨大でおそろしいもんが高速で背後からせまってくる恐怖感があったが
どうしようもないので、走り続けていた

爆音の者は通りすぎていった
思ったより平べったいトラックだった




それで思い出したのが、先日青梅街道をバイクではしっていると
ものすごく低く飛行機が頭上をとんでいったことがあった
うわっと声がでるくらい低かった
そうこうしている間に飛行機はどっか飛んでいってしまったけど
やはりでかい質量のものが大きな音をたてて近くを通り過ぎるのをみるのは
なにか本能に訴えかける恐怖感ある

太刀打ちできないかんじするからだろうか
音にしても、人が簡単に出すことができないような大音量や
どうこうすることができないような巨躯の物体に
畏怖をかんじるようにできているのかな
命の危険をかんじるほどでかくて強いものに


暴走族が大音量の直管マフラーとかでならしているのは
そういう音の力を装備するという思想もあるのかもしれん