小さい頃すんでいた家の近くに、へび坂という坂があった
薄暗い急な坂で、うねうねしていることからへび坂という名がついたようです
車止めがあり、歩行者しか通ることが出来ない。
調べてみると、へび坂という名称はありふれており各地にあるらしい
へびは見たことなかった
夢にへび坂が出てきたことがある
オレンジ色の白熱灯の明かりがぼわっと光っている夜のへび坂で
道の両脇にでかい妖怪や幽霊の看板が陳列されている
絵はペンキで描かれた文化祭の看板のような、それほど怖い感じのものではなく
ろくろっ首とかお化け提灯のような戯画化されたかんじの絵だった
そわそわしながら歩く夢
へび坂について思い出すと、その夢の印象が先行してしまう
地名
東京にある池袋という地名について、かつて何も考えたことがなかったが
むかし池や湿地帯が広がっている地域であったことに由来する地名だという
直球のタイトルつけてきてるんだな
苗字とか、地名といった名詞化している熟語のようなものについては
あまりその元来の意味など意識することはすくないが、案外見たまんまの
由来があるかもしれない
大前提にあるものというのは語られづらい
明示されていても気付けない、気にかけられないというものがある
盲点の世界はおくがふかい