冒険についてあまり明瞭なきもちにならないのでもうすこしかく
感じるのは、日常の領域において、未知の領域というのが感じにくくなっている
日常で出会う程度の未知というのはことごとく解明されているようにみえる
この道の先はどうなっているんだろうという謎には、明細な地図が応えてくれる
近年現れたグーグルマップでは拡大縮小は思いのままであるし、近所の路地裏から
拡大して地球の裏までシームレスに閲覧ができる
へだてるものがない
ストリートビューという機能では、そこに居るかのような景色を画面で見れる
これはだいぶ行った気になれる
ニュースや新聞を見れば、大概の事件や時勢を情報で受取ることができるし
BSハイビジョン見れば人間がゆくことの難しい高山、海中、極地などの美しい景色を
ハイテクなカメラで高精細に映したものがこたつで見れる
図鑑見れば分類された珍動物を安全に見ることができる
未知の領域に踏み込んでなにかを得るのを冒険であるとすれば
だいたいのもんは、冒険なんてせずとも得られる
だれかが冒険して得てきて纏めたものを、相当らくちんに摂取することができる
そういうシステムができあがっている
これが不気味で悲しいかんじがするのは、体験に実体がないことがひとつだとおもう
実体に触れることなく多くのことを知りすぎてしまう気がしてる
実体のない情報が技術の進歩でリアルに近づいてきてるせいもあり
だいたいのものはそれで足りてしまってる
人間生まれたばかりのときは、いってみれば身の周りにふれるものすべて
冒険であるとおもうが、実体より先回りしてこれらの情報が来ますから
冒険の機会は成長するごとに減っていくだろう
そういう環境における冒険をかんがえたいところです
なまの体験から得たことを大事にしたい
謎を探すこと、出会った謎を忘れずもちつづけること、その検証
関係ないがこどもの日に備えてこいのぼりを買った