埼玉県和光市にある理化学研究所の見学にいった
大正時代からつづく日本の自然科学研究の総本山といえる
はじめにロボット分野研究の見学
何も知らないロボットにすこしずつ経験をさせ学習させる
誤差とかを視覚でみたりして覚えてだんだん動作がよくなるという
ロボットというと、仕事を入力したらあとは勝手にやってくれるといった
イメージがありましたのが、ここで見たのは違いまるで赤ん坊のように
すこしずつ正解のかたちを見出して仕事を遂行できるようになるまで
地道に教育するような研究をされていた
道具としてのロボットではなく、認知科学、脳科学の分野の研究だった
興味深かったことは、人間との徹底した比較のことがある
人間には、精神病というものがあるが
ロボットにもそれと同じように、プログラムの伝達を狂わせるように
病気を仕込むと、赤ん坊のようなロボットは混乱してへんな動作をする
その動きは、まさに統合失調症の人物に見られる挙動に酷似する
ロボットは人間ほど高性能でないので
動作、システムは単純で解像度の低いものであるから
単純化されたロボットから、脳科学、医療の分野からみても面白い
参照し合うことで新たな発見ができるものらしい
脳とはいっても、細かく細かくみれば物理的に動いて成り立って
いるものですから、すっごいコンピューターがあればそれもシミュレーション
できるのかもしれない
スーパーコンピューターの実物は見ることができなかったけど
全世界の人間が結託して何時間もかけせっせと分担して計算した答えを
スーパーコンピューターは一瞬のうちに計算し終えるという
そんなマシンがあっても、人の脳をシミュレーションすることは難しい
みんなそれぞれそんな精度のものを頭に仕込んでるというな、、、
へんな気分にもなる
ロボットにはうれしいかなしいの気持ちは搭載されていなかった
べつにうまく動作しようが失敗しようが、喜んだりということはない
つづく