なんか夕ご飯を食べようと思っていたところ、道のむこうに
マクドナルドの光る看板が回っているので、ああマクドナルドでなんか食べようと
いうことで、看板の方へ道を曲がってみると、道は大きくカーブして、
もとの幹線道路をくぐって反対側に出るような立体的なつくりになっており
そのトンネルの先にマクドナルドはぽつりとあった
でかい商業施設の一階にマクドナルドが併設されているのだが
そのでかい建物にはひとつも電気がついておらず、さながら廃墟のようで
一階のマクドナルドだけがしょんぼりした様子で電気がついている
道はそこで終点になっていて、妙な感覚を覚えた
店内は狭く、トイレすらなかった
客層は近所に住んでいる学生?のような若者が数名いるだけで
店員は比較的ひまそうにしていた
グラタンコロッケバーガーが時期で売っていたので、それを買った
肉がはいっていないので、どこか気が抜けたような物足りなさがあった
店内はいたって普通のマクドナルド風だったが
店内に一箇所床の間のような箱庭風飾りゾーンがあって
外装は和風だが、植えてある植物がみな外国の観葉植物で
そのわけのわからない光景におれはついにこらえきれず笑った
全部が夢の中のようなかんじだった
グラコロも夢のなかの食い物のような味がしていた