今月末、発売予定の新刊「そぞろ各地探訪」ですが
想定より多くの御予約を頂き、最短で発送される分が品切れと
なってしまいましたが、現在二次出荷分の予約受付を開始しています。

・特典の扱いについて
今月末の出荷開始までの注文分は「御予約シール」が貼られますが
以降、御予約シールはなくなり次第終了となります。
シール貼付版が欲しい方はお早めに御予約ください。
「特製しおり」の方は予約期間終了後も直販でご購入の場合
引き続き付属することになっています(終了時期未定)

二次出荷分は、12月中旬頃までには発送予定ですが
先行販売書店の発売と前後する可能性があるとのことです。
 
 
また、同時に予約を募っているTシャツですが
既に生産が始まっている為、残数に限りがあり
サイズによっては残り僅かとなっています
こちらもお求めの方はサイズが選べるうちにどうぞ。

ヤマザキ社から台湾カステラ風蒸しケーキという製品が
出ているという情報が寄せられた 
教えてくれた方ありがとうございます。
 
ヤマザキのホームページには全く記載がなかったが
どうやら新製品であるらしい。 

「カステラ風蒸しケーキ」が再発売されたときも
「カステラ風蒸しパン」 が新発売したときも
新製品情報に出ていなかったんだよね
毎月発表される一覧がすべてと過信するのは危険である。
 
「カステラ風蒸しケーキ」自体が台湾カステラとは近縁にあるので
より台湾カステラに寄せた味わいなり質感なりを追求しているのか
それとも、大まかな味わいはカステラ風蒸しケーキと同様のもので
その特性をより的確に表現するため、名前を変更したのか
いずれにせよ、マイナーチェンジ版の可能性が考えられる。
これは事件だ
 

さっそくお客様相談室に電話して入荷情報を得ることにした
この電話をするのも随分久しぶりだ
 
問い合わせの電話番号は電話帳に登録してあったが
万が一番号が変わっている可能性を考え
ヤマザキ社のホームページを確認する。
久しぶりに「よくある質問」のページを見てみたら
「最も多くいただくご質問」という項目が一番上に追加されていて
「商品をさがしています、どこで買えますか?」 
という質問とその回答が記されていた
前は無かったように思うが、いつの間にか追記されたらしい

電話で気軽に訊いていいとのことです!
ありがとうございます。
菓子パンひとつのために企業の窓口に電話するなんて、と
躊躇している人がもしいるとしたら
公式に推奨される方法なので安心して欲しい。
 
逆に、以前記載のあったYショップで注文して入手する方法は
見た限り消えているようだった
あまり推奨されない方法になってしまったのか、あるいは
もう使えないテクニックになってしまったのかは不明だ
「最も確実な手段」として以前紹介してしまったけど、
ヤマザキ社の迷惑になっていなければいいのだが……
 
問い合わせや注文に関する状況が
カステラ風蒸しケーキに奔走した2019~2021年頃とは
多少変化しているのかもしれない。
 
 
それはそれとして電話。
例によって、エリアを指定して入荷している店を調べてもらったのだが
取扱店はゼロとの回答だった。新発売なのに、と思って詳しく訊いてみれば
なんと、台湾カステラ風蒸しケーキは地域限定商品であった
それも、福岡限定なのだという
なんてこと
 
新製品のわりに、やけにインターネット上で情報が少ないと思ったが
さもありなん。
道理で全国版の新商品一覧にも掲載がないわけだ
全国区の大手メーカーでもそういうローカル製品はある
高知のぼうしパンをヤマザキが出してるのを見たこともあるし
ほかにも知られざるローカルパンがあったりもするのだろう
現在のところ、全国展開は未定であるとのこと。
よりによって、飛行機の距離とは……
………
福岡近郊に住んでいる方はぜひ入手し、食べてみてください
 
 
電話対応して下さった方が気を利かせて
「台湾カステラ チーズ」という製品の出荷店舗を教えてくれた
さっそく入手し食べてみたが、これもなかなかうまい
北海道チーズ蒸しケーキに似ているけど
卵の配分が多かったり、太白ごま油を使用していたりと
成分が台湾カステラに寄せたチューニングになっているのと
表面に焼けたチーズの食感があり、ちょっと高級感がある
逸品といえるでしょう
菓子パンコーナーではなくチルドの甘味コーナーに売ってるので
探す方は注意してください

カステラ風蒸しパンの登場から2年以上
沈黙を破り動き出したカステラ風蒸しケーキの今後に注目されます

11月17日に開催されるコミティア150にて
「楽園」の15周年と、コミティア40周年及び150回を記念した
会場内イベントとして「楽園」参加作家の原画展があり、参加します。

本企画用の描き下ろし作品で、漫画1ページを作りました。
展示作品をまとめた冊子の販売もされるとのことです
 
印刷物になった冊子と原画を
会場で見比べてもおもしろいかもしれません
珍しい機会ですので、会場に行かれる方は見てみてください
 

もう一点
コミティア40周年、150回を記念したグッズで
「コミティアの空気」なる品物が会場にて販売されます
パッケージデザイン(瓶ラベル、封緘紙、説明書)を担当しました

空気は充填されていない空き瓶の状態で販売され
各自でコミティア会場に充満する当日の空気を
瓶で密閉して持ち帰ることができるという
ユーモラスな品です
節目を迎えるコミティアの貴重な空気を収集してみてください


高知に行ったときのことをもう少し書いておこう
 
往路は夜行バスにした。夜行バスが好きだからね
昔から高知に行く交通手段の定番は夜行バスで
途中で停まるサービスエリアの夜や朝の空気の良さ
車内前方で緑色にぼんやり光るデジタル時計
カーテンの隙間から過ぎ去るナトリウムランプと知らない町の明かり
朝到着してろくに店も開いていない高知駅周辺の雰囲気
などなど魅力はたくさんある。
 
停車したパーキングエリアでは必ず降りたい。
景色を見たり、スタンプを押したりするからな
なおかつ、窓際に座りたいとなると
四列シートだと、通路側の人にパーキングエリアのたびに
迷惑をかけることになるので三列独立シートの車両が望ましい。
 
三列のほうが、贅沢なつくりのぶん料金は多少高くなる。
そして、車内にトイレがついていることが多い。
トイレがついたバスは、トイレ休憩の必要性が少なくなるから
パーキングエリアに停まる回数が減るというデメリットがある
停まったとしても運転手交代や運転手の休憩や時間調整のためだったりして
乗客が降りることができない場合もある。
せっかく乗り降りしやすい高級なバスに乗っても
それによって失われる魅力もまたあるということで
なかなか、痛し痒しといったところである

今回は、乗りたい日程でバスを検索した中から
唯一あった三列独立の便を予約した
四列のバスにもトイレが付いていたので
それならば休憩回数もそう変わることはないだろうと判断した
 
残念なことに、予約時に座席の指定ができなかった
三列シートだと、左右の席は窓際だが
真ん中になってしまった時は目も当てられない
これは三分の二をひくギャンブルだな、と思って戦々恐々としていたが
当日無事左側の窓際が割り当てられたのでほっとした
バスタ新宿を夜9時過ぎに出て、高知駅に朝9時に着く予定。
 
やはりというか、パーキングでの休憩は少なく
夜の海老名と朝の吉野川だけだった。

そして更に悲しいことに、バスの乗り換えがあった
乗っていたバスは香川方面に向かうもので
高知へ向かう人は、早朝に徳島で別便に乗り移る必要があるとのことだった
おそらく予約の時点でその旨明記されていたものと思うが
三列独立がこの一種類しかなかったから見落としていた
しかも乗り換えたバスは四列シートだったので
めっちゃ損した気分になってしまった

とはいえ、乗り換え場所となったバスステーションは
インターチェンジ付近の殺風景な国道沿いで
まだ薄暗い朝五時頃、乗り換えたバスの発車まで30分ほど
待たされたのだが、それが案外良かった
バス運転手が休憩スペースでタバコを吸っていて
ぽつんと一軒だけあるローソンでは唯一居る店員が品出しをしていた
ガムと飲み物を買おうと思って、店員に声をかけると
「現金ですか」と訊かれた
 
キャッシュレス決済で、と答えたら
レジのタッチパネルを自分で操作して
支払う仕組みになっているとのことだった
そういうコンビニは何度も利用したことがあったが
不思議とその可能性にまったく思い至らず
なぞの意外性を味わった
 
 
こうして振り返ってみると、何もなくすんなり高知に行くバスより
かえって良かったんじゃないかという気すらしてくる
体験する出来事が増えたわけだからな
まあ今後乗り換えありの便があったとして、選ぶことはないと思うが……
それ故に、今回の体験が少し輝く
 

 
帰りは格安航空会社の飛行機を予約した
夜行バスはまあ片道で充分だろうということで
 
見てみるとなんと夜行バスの料金よりだいぶ安かった
時間も短時間で、空まで飛べてなおかつ安いんだ。
まあ夜行バスに乗りたかったんだから仕方ない。

 
しかし、夜行バスに求める要素を充分味わえたかというと
ちょっと微妙なとこではある
なにが足りなかったんだろう、やっぱパーキングかな
 

言うだけタダだから希望を書き連ねさせてもらう
 新宿をなるべく遅い時間に出発する夜行バスで
 車両は三列独立、なんなら二列にして小部屋みたいに仕切ろう
 後ろの乗客に気を使わず全開にリクライニングができ、  
 気兼ねなく飲食もできる環境に。
 トイレはついていてもパーキングやサービスエリアにこまめに停車。
 少なくとも5回くらいは停まってほしい
 深夜でも遠慮なく停まってくれて構わない。
 夜通しカーテンを開けておいてよく、夜の車窓見放題
 高知駅へは素直に早朝着いてくれてもよいが
 時間的に無理があるのならばいっそパーキングに寄りまくることに
 時間をかけ、多くの商店が開き始める10時あたりに到着するんでもいい。
 
そんな夜行バスがもしあったなら
と思ったけど、これは自家用車で自分で運転すれば
ほぼ叶えられる願いであることに気付いた
 
なるほど…
それもけっこう大変なことだけどな

楽園(le paradis)46号が発売になりました
「辺境の友だち」という題の漫画を掲載して頂いております
ぜひ見てみて下さい。
お求めはお近くの書店かインターネット通販で

楽園(le paradis)ウェブサイト
https://www.hakusensha.co.jp/rakuen/vol46/

amazon通販ページ
http://www.amazon.co.jp
 
 
 
 
以下雑記
高知に行って帰ってきた
法事の予定があったためだが
それ以外にも面白いものを見たり、うまいものを食べたり
いいものを入手したりした充実した旅行になった
 
 
その昔、夏休みの度に遊びに行った祖父母の家は
現在は親戚が住んでいる
 
滞在中に泊めてもらったのだが
基本的に建物は当時のつくりのまま、傷んだ箇所をメンテナンスしてあったり
家具や設備を適宜現代のものに取り替え、住みよく改良されていた
昔から貼られたままになっている貼り紙類や置物も多くあるが
当時の思い出深いオブジェクトの中には
今では姿を消してしまったものも少なくない

そういうものをいちいち惜しんでいることを
親戚はよく知ってくれているので
古いもので、もしほしいものがあればあるうちに持っていけと言ってくれた
 
 
その家での最古の記憶から登場するようなモチーフで
もはや場所と完全に一体化しているようなものばかりだから
自分の手で持ち去ることにはそれはそれでかなり抵抗があるものだが
「次来たときには捨てちゃってるかもしれないし」などと言われると弱い。
お言葉に甘え、健康に関する注意のポスターと
ペナント2種を壁から剥がして頂戴した。
 
こういうとき、その場所で生きていた動物を殺して
剥製にして持ち帰るような罪悪感がいつもある
記憶のなかにあった物体を自分の部屋に攫ってきてしまうことによって
懐かしさ自体も変質してしまうようにも思える
 
そうはいっても滅びゆくものを自然に滅びゆくままに
するというふうに割り切ることもまた出来ないもので
自分の観測範囲、出来る範囲、出来得る方法で大切にするしか
ほかに方法がないから、それを承知で存在を引き受ける覚悟が要る
業が深いことだ
 
 
 
浜辺も歩いた
漂着物はあまり多くなかったが、いくつかプラスチック製のブイが落ちていた
ブイはかっこいいものが多くて好きだね
かつてはブイや浮きが打ち上げられていると、喜んで拾って帰ったものだが
そんな家のブイもずいぶん増えてしまっているので
今回は見送ることにした
 
拾ったはいいがべつに厳格に管理してるわけじゃないから
いつ拾ったものかわからなくなっていて
拾ったときの記憶とものが紐づいておらず
あるべき思い出やありがたみが薄れてしまっている
そういう態度は拾得物に対して不誠実だなと最近は思っているので
漂着物拾いもほどほどに、きちんと向き合える範囲にしなければと思うのだった
 
向けられる想いも限りがあるし、対象は増える一方。
それに古いものにばかり想いを向けているわけにもいかないですからね。
いやでも、海洋プラスチックごみという観点から言えば闇雲に拾ったほうがいいのか?
……
我ながら難儀というかなんというか
もっと気楽な方法もある気がするけど

単行本「そぞろ各地探訪」の取扱店情報、書店特典情報が公開されました
特設サイト上にて公表されています
 
 
 
特典について
・「1月と7月の通販」及び「panpanya直売所」
・恵文社 一乗寺店
・COMIC ZIN 秋葉原店
・ジュンク堂書店 池袋本店
・書泉・芳林堂書店 各店
・まんだらけ(札幌店 / 渋谷店 / コンプレックス / 中野店 / うめだ店 / グランドカオス / 京都店 / 福岡店 / 小倉店)

以上の店舗にてお買い上げいただくと
それぞれ異なる絵柄の「特製しおり」がついてきます。全6種。
贔屓の書店がありましたらぜひお求め下さい
 
また、既に特設サイト上で周知のとおり
1月と7月通販」か「panpanya直売所」、すなわち直販で
事前に御予約いただくと「御予約シール」が本に貼られます
予約品であるという印のようなものであり
一般にいう「特典」というのとはちょっと違うかもしれませんが
それもあわせると七種類の特典があるということになります。

発売にむけて目下準備中でございます
何卒お楽しみに

「楽園」夏のウェブ増刊で公開された作品に
描き下ろし作品が加わった電子書籍版が発売になりました。
 
通常公開分の動物に関する掌編2作に加え
描き下ろし「夏の裏側で」を加えた3作品が入っています。
是非見てみてください。
 
 
 
②NTTアーバンソリューションズ総合研究所の
「地域想合研究室.note」 にて、インタビューを受けた記事が
掲載されています。
 
「街づくり」の話を軸に、場所の記憶などの話をしています
よかったら見てみてください。
 
 
 
 
③WWFジャパンによる企画「コミック・ダイバース」
拙著「動物たち」が取り上げられました。
漫画で生物多様性について考えるという取り組みとのこと。




色々ともたもたしていたら様々なお知らせが遅くなってしまいました

以下雑記
「喫茶スイス 1972-2022」という本を読んだ
滋賀にかつてあった「喫茶スイス」という店を惜しんで
記録写真や、ゆかりの人物のインタビューやエッセイからなる本。
 
無くなった店を記録して本にするという時点で心惹かれるものだが
この本を出している「あしがる出版」という出版社は
この本のために立ち上げたのだという
ただならぬことだ
 
喫茶スイスという店は、行ったこともないし
こういう本を見つけるまでまったく知らなかったのだが
消えゆく場所、建物の記憶について
せめて自分の観測範囲だけでも、何かしなければという
使命感をもとにものを作るという気持ちはとてもよくわかるし
そういう情熱を受けるに値する場所だったということも
本を読むことでわかった
 
 
世の中では、つねに何か少しずつ変化している
それは、つねに何かを失っていると考えることもできる
それらは多分全て、喫茶スイスのように惜しんだり慈しんだり
することが理論上は可能であるし
そうであってくれたなら、と思ってしまうこともあるが
なんだかんだ物理的にも人情的にも難しい
まあ誰にも見向きもされず人知れず悲しく消えていく哀愁もまた
美しかったり、どきどきさせられたりもするものだからな
そう単純でもない
 
しかし幸福な店を記録した幸福な本だった
 
 
これに限らず、たとえば図鑑のように、情報をなにかの括りによって
集めて並べて本にしたものはだいたい好きなのだが
世のあらゆるものは一人くらいどっかの誰かが慈しんで拾い上げているのでは
ないかという願望が、部分的に叶うような
嬉しさによるもののような気がする

中綴じホッチキスを買った
 
今までも幾度となく、あったら便利かもなあと思ってはいたが
どうしても中綴じしたいときは、ふつうのホッチキスを駆使して
どうにか中綴じすることもできなくはないので
それで乗り切っていた
 
□どうにか中綴する具体的な手法□
ホッチキスをぱかっと開き、綴じたい箇所の下に
消しゴムを配置し、上からホッチキスを押し込む
すると、針が折れずに紙を貫通し、消しゴムに刺さった形になるので
消しゴムを引き抜き、針を丁寧に折ってやれば中綴じの完成である
 
 
ここ数年ホッチキスはMAX社の「バイモ」という製品を使っている
ふつうのホッチキスより針が細かったり、なんかいろいろ改良されたものらしく
そこそこ枚数があっても軽く綴じることができるすぐれもので
大変重宝しているのだが、バイモは構造的に全開にすることができず
上記の中綴じテクニックが使えないのだった
そのため中綴じしたい時は昔使ってた従来ホッチキスを出してくる必要があった
 
数日前、ふと中綴じが必要な状況が発生したが
普段使わない従来ホッチキスがぱっと出てこない、ということがあり
中綴じホッチキスのことが久々に頭をよぎった
そんな高いものでもなければこの機会に買ってもいいのかなと
思って調べてみたら、なんとバイモの中綴じホッチキスがあるというじゃないか
三年ほど前に新たに発売になったらしい。

しかし値段を見ると、九千円くらいする
ただの中綴じホッチキスなら千円以下からあり、
三千円程でそれなりの物が買えることを思うと、猛烈な差がある
しかし、バイモの性能でもって中綴じができると考えると
物理的可能性にかけがえのない差があることもわかる
九千円もするけど……
 
 
そんなこんなで、高級な中綴じホッチキスが我が家にやってきた
使ってみるとこれは本当にすぐれものだ。作りもしっかりしているし
差額分の恩恵があることは間違いない。
もっと早く買ったらよかったとも思うものだけど
バイモの性能が骨身に染みてなかったら
買おうとは思わなかったはずだから
いい頃合いだったのかもしれないな

そういうわけで、溜まった紙類をじゃんじゃん綴じて冊子化している
じつに捗る。優れた道具はまったく大切だ
パンフレット整理に産業革命が来たと喜んでいるところです

月見バーガーを今年も食べた
月見バーガーは、マクドナルドが毎年秋に発売する季節限定商品だ
マクドナルドのバーガーのなかでも、卵が入ったものはとりわけ好きなので
春のてりたまバーガー同様、その時期になると食べに行くことにしている
そして近年は食べたらこの日記に記録するというのがなんかセットに
なってしまっているので、こうして日記に書いているわけです 


今年は「芳醇ふわとろ月見」という特殊仕様が出ていた
前もそんなやつなかったっけ?と思って調べたら
2021年が「濃厚とろーり月見」だった
前とおんなじようなかんじかな、と思いつつも芳醇ふわとろを選ぶ
 
夕方五時以降だったので、「倍」 を選んだ
倍とは、マクドナルドでいつからかやっているサービスで
夕方五時以降に、バーガー類に100円だか200円だか増額することで
肉の枚数を倍にできるというものである
夕飯だからしっかり食べたいという需要に応えるものなのかな
あまり夜の時間帯にマクドナルド行く機会が少ないから
倍を注文することは滅多にない
以前に頼んだときのことを思い出せない程度には滅多にないのだが
 「濃厚とろーり」と同系統であるとするならば
けっこうチーズのとろーりが強かった記憶あるから、肉が増えることで
バランスがとれるのではないか、と考えた
 
芳醇ふわとろは、かなりうまいものだった
普通のチーズ月見の装備に加え、バンズがもちもちのものになっており
スクランブルエッグのようなタレが追加ではさまっている
スクランブルエッグにバターの香りが強くあり
通常の目玉焼きとは違った角度からこってりしたたまご要素を足しているところに
倍になった肉も負けず劣らず力強く、その激突をもちもちパンが受け止める
なんだかんだで拮抗し、結果一般月見と近いバランスに仕上がっているのだ
 
昨今の特殊月見は、ちょっと別物になってしまっているような
風物詩として食べるなら、一般月見にしといたほうがよかったかもなと
思ってしまうものが多かったように思うが
今回に関しては、月見バーガーの月見感をより重く深めたような味わいで
ただの月見で満足できない者が頼むしつこい月見という感じがしてよかった
月見バーガーが大好きな食いしん坊の社員が作ったに違いない。
 
 
あと今年は月見シェイクが一緒に売られていて
これも昔見た目はほぼいっしょで薄黄色の月見シェイクという商品があった
月見、たまご、カスタード味かな!?と思ってわくわくしていたら
その時はきなこ味で、なんだあと思ったという記憶があったんだけど
なんと今年はカスタードプリン味だというじゃないか
これを求めていたんだよ

バーガーは店内で食べ、シェイクは持ち帰りにして帰り道に飲むことにしたが
持ち帰りの場合は店内用とは別のストローが付属していた
紙ストローではなく、昔ながらのプラスチック製で
黄色と赤のラインの入ったものだった
なつかしくて、それも嬉しかった
 
 
今年も今日から秋が始まったということです
長袖の服を出したりしようかな


 
単行本「そぞろ各地探訪」の延期していた発売時期が決定しました。
2024年11月末発売で、本日より予約受付しております。
今年の春発売予定と予告しておきながらだいぶお待たせ致しました…。
 

 
「そぞろ各地探訪」は、「1月と7月」社から刊行されていた雑誌「1月と7月」誌
にて連載されていた、「1月か7月」全六回を単行本化したものであるとともに
panpanyaが過去に個人制作し、刊行した「旅の本」を合本したものです。

旅の本とは。
2009年から2016年頃までのだいたい夏頃、どこかの場所を
モチーフにした手作りの本を制作するのがなんとなくの恒例になっており
当時はべつにシリーズとして作っていたものではないんだけど
今ではそれを総称して旅の本と呼んでいる、というものです。

私家版「足摺り水族館」もまた一連の旅の本の一冊でありますが
それは最初の単行本として纏めましたので
今回はそれを除く六冊を合本しているということです。 



くわしい情報はこちらの特設サイトを参照下さい
 
 
現時点で予約は、「panpanya直売所」並びに「1月と7月通販」で受け付けております
どちらも「1月と7月」の直販扱いとなり、それ専用のちょっとした特典がつくのと
発売後、最も早くお届けが出来る予約手段となっています
(いずれも発売日、特典に差はありません。お好きな方でどうぞ)
 
今回の本は発売後しばらくは流通経路が限られており
町の多くの書店や、大手通販サイトで発売すぐに買うのは難しいかと思います。
本の生産や仕様に関する事情によるもので、ご面倒お掛けしますが
本が出来上がり、準備が整い次第発送される事前予約を何卒ご利用下さい。
 
どうぞお楽しみに。



あと、刊行にあわせて久しぶりにTシャツをつくりました。
全部で4種類あり、新規の絵柄が1種、過去作の色違いや仕様違いが3種。
こちらも同じ2箇所にて、同時に予約を受け付けております。 

過去にあった柄でも単なる再販ではなく、更に趣向を凝らし
より物体としての面白さが加わっているものになっています
 
「そぞろ各地探訪」とあわせて御予約いただければ
いっしょにお届けになるかと思いますので
ぜひ併せてご検討下さい。